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ゴール達成のお礼 / ネクストゴール目標について 【2021年10月25日 18時記】
- 開始から4日のスピード達成となりました!
多くのご支援を頂きありがとうございました!
この問題へ皆様も興味を持って頂いたことを嬉しく思うと共に、石垣島と皆様とが空も海も心さえも繋がっているんだなと感動いたしました!皆様の海をキレイに!という気持ちにさらに、より多くお応えさせて頂くために、ネクストゴールとして100万円を目指したいと思います。
ご支援でより多くの海中清掃を開催し、石垣島の海を少しでもキレイな状態にしていきたいと思います!リターンの品も今後追加してまいります。新着情報などでもお知らせ致しますので、ぜひご覧ください!
改めまして今後も応援よろしくお願い致します! -
このプロジェクトのポイント
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世界的なサンゴ礁が広がる石垣島の海面下で長年に渡って進んだ【海中ごみ】問題とは?
困難を極める回収に立ち上がった、誰よりも海中を知る地元のダイバーとは?
リターンには海中掃除体験や石垣島の環境保護につながるグッズなどたくさん!
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はじめに
- はじめまして、石垣島で「ダイビングスクールあつまる」を経営している浜佑介と平尾一也と申します。
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- 左:平尾、右:浜
- 「日本の様々な海でダイビングをしてきましたが、石垣の海が一番きれいです!」
浜は、大学時代はダイビング部に所属していました。石垣島の海は他に比べ、入った瞬間からサンゴが広がり「将来はダイビングで食べていきたい」と決意し、大学を中退して石垣島に移住しました。気づくと15年が経過し、毎日、石垣島の海に潜っています。 - 平尾は、前職は公務員をしていました。海が大好きでダイビングの資格を取得。約15年前、インストラクター募集をしていた石垣島に行った初日にその海に魅了され、「ここでダイビングショップをやりたい」と決意。移住しショップで修行をさせてもらいながら、経験を積みました。
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- そんな私たちが意気投合し設立したのが「合同会社ダイビングスクールあつまる」です。私たちはお客様へ海の楽しさを伝えると同時に、ダイビング業界にいるからこそできる環境を守る活動、環境教育の普及も目指しています。
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- 今年の7月には石垣初のエコショップ「Earth Request」も立ち上げました。環境保護につながる良い製品でありながら、まだ知られていないものを販売し積極的にPRしています。
- そんな私たちが特に取り組みたい課題として、海中ゴミ問題があります。海中ゴミ問題をもっと知ってもらい、多くの方の賛同を得て掃除活動を実施して行きたく、今回クラウドファンディングに挑戦しました。
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日本中の海に潜ってきたからこそわかる、石垣の海の美しさ
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- 海にも四季があり、春には魚の赤ちゃんが生まれ、石垣ではマンタの赤ちゃんを見ることができます。冬は抜群の透明度で、繁殖をダイビング中に見ることができるのです。
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- 他のダイビングスポットと比較し、海に潜った瞬間からサンゴを間近で見ることができるのは石垣の海の特徴で、移住して15年が経った今でも新しい発見がある魅力的な海です。
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- 石垣島と西表島の間には石西礁湖(せきせいしょうこ)と呼ばれる東西約20km、南北約15kmにわたって広がる日本最大のサンゴ礁があります。そこには数百種類のサンゴや様々な希少な生物が存在しており、多くの生物たちを育んでいるのです。
サンゴ礁の役割はそれだけではなく、台風による大きな波が発生するのを防ぎ、自然の防波堤としての役目も果たしています。 -
- この島に来てすぐのことですが、ダイビングの仕事をしていることを島のおじいに伝えると
「お前、こんな汚い海に入っているのか。昔は海に潜っても4km離れた竹富島まで見えたもんだぞ」
と言われたことがあり、昔はそれだけ海の透明度があったということです。
この言葉が今でも忘れられなく、石垣島の美しい海を守る活動のきっかけの一つになっています。 -
美しい海の中で起こっている現実
- 石垣島のサンゴは、実は危機にさらされています。
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- 私たちが石垣島に移住した翌年ごろからオニヒトデが大発生し、多くのサンゴが食べ尽くされてしまいました。さらに2016年には水温上昇によりサンゴが死滅もしくは白化し、移住当時、私たちを魅了した綺麗なサンゴは見られなくなってしまったのです。昨年ごろから徐々に美しいサンゴが戻ってきていますが、海の中では別の問題が起きています。
昔よりも海の中のゴミが明らかに増えているのです。捨てられた漁具、ロープ、金属、プラスチックゴミなどがサンゴの上に堆積し成長を阻害しています。海中ゴミは吹き溜まりのように入り組んだ場所に集まるため、一般の方は気づきづらいのですが、増え続けるゴミは確実にサンゴを蝕んでおり、そこに生息する生物も減少しているのです。海中ゴミの多くはサンゴに絡まり、簡単には取れず、長い間留まり続けます。 - サンゴに絡まる漁具やロープ
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- 投棄されていたペットボトル
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- 金属ゴミ
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- このままでは多くの観光客やダイバーを魅了している美しい石垣のサンゴ、海が徐々に見られなくなっていくでしょう。
海中ゴミ回収はダイバーが行かないとできないのが実情で、私たちがやるべき活動として使命を感じています。 -
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実際に起きている悲劇のエピソード
- 今回海中清掃活動をするにあたり、悲しいエピソードをお伝えします。
ビーチや海中で、信じられない光景を目にすることがあります。
ウミガメが遺棄されたプラスチックの糸やロープに絡まり死んでしまっているのです。 -
- ウミガメの赤ちゃんに糸が絡んでしまうと、自力で解くことができず、泳ぐこともできず溺れ死んでしまいます。
水中の生物を殺してしまう可能性のあるロープや漁網はプラスティックでできているものが多く、数十年とどまっているものや、陸に漂流し片付けられないまま放置されているのです。 - もう一つは、ジンベイザメの大きな体に太いロープが絡みついた衝撃動画が残っています。ロープの痕がくっきり残ってしまうほど、キツく絡まっていました。
この時は偶然ダイバーが救出することができましたが、救えなかった命も多くあったことでしょう。 -
- ”ダイバーがジンベイザメを救出”だけの美談で終わらせず、今後このような残酷な被害を防ぐためにも海中清掃活動をして網やロープなどの海中ゴミを取り除くことで、多くの生き物を救うことが私たちダイバーの責務だと考えています。
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海中掃除活動をもっと知ってもらい、活動を増やしたい
- 石垣の海、サンゴ、生き物を守るために、私たちはまず海中掃除の必要性をもっと多くの人に知ってもらい、掃除を行なっていきたいです。
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行政の取り組み
- 石垣市や沖縄県は漁師の方々へ清掃予算を出して、海の清掃を委託するなど、行政による活動も行われています。しかし、海中ゴミの回収作業はとても手間がかかる割に1回に取れる量が少ない(=成果が見えづらい)こともあり、ビーチクリーンングほど予算がつかずアクションに結びついていないのが実情です。そのため、現場を見ている私たちがもっと発信し、活動を増やすことが重要と思っています。
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今回のクラウドファンディングでの海中掃除活動
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- 今回のクラウドファンディングを通して実施する海中ゴミ掃除は、石垣島の他のダイビングショップの人たちにも協力してもらい、13社総勢30名ほどのダイバーで行う計画を立てています。石垣島は横のつながりが強いこともあり、これからも仲間を増やし規模を拡大する予定です。
これまで個別に業務の合間に掃除活動が行われていましたが、今回は多くのショップ、仲間と連携し、掃除のためだけに船を出し時間かけて広範囲に掃除活動を実施していきます。 -
- 掃除箇所は、石垣島近海や石垣周辺の島々、例えば西表島、竹富島、小浜島周辺です。これまで誰も掃除できておらず大量のゴミが溜まっている箇所にも踏み込みます。
- 活動日の天候、波の状況を確認しながら、安全なところへ行き、毎月1回、年間で10〜12回ほど実施したいと考えています。ダイビングは身体に負担がかかり危険を伴うため、1回40〜60分程度しかできないこともあり数回に分けて行うのです。まずはクラウドファンディング終了後の年明け早々に実施予定です。
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- 海中掃除は、ハサミと袋を持って海に潜り行います。
ゴミを強引に引っ張るとサンゴが壊れたり、ちぎれたロープがマイクロプラスチックとなり回収不可能となるため、慎重に作業を行う必要があります。また海中清掃では、不法投棄された冷蔵庫やバイクなど大型のゴミも回収することもあり、危険を伴うため、10人がかりで持ち上げる作業もあります。 -
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費用について
- 海中清掃は、陸上の清掃よりも費用はかかります。なぜならゴミが落ちている所までは船で行く必要があり、危険を伴う作業のため、一般ダイバーではなくプロダイバーが潜水活動を行うからです。
そのため、船の使用料、ガソリン代、人件費であっという間に1日10万円を超える費用がかかってしまいます。 - 今回クラウドファンディングでこの活動を多くの方に知ってもらい、ご支援を募り、活動量を増やしていければと願っております。
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みなさまからの支援金の使い道
- ・海中清掃の活動費用
1回あたり:
船舶使用料(1日船長兼プロダイバー含み)8万円
船舶のガソリン代 1万円
ダイバー(1名につき)1万円、1回5名程度必要
水中清掃用具と石垣市指定ゴミ処理袋 1万円 - コロナの影響があり、多くのダイビングショップの営業が厳しい状況です。この活動資金は、水中清掃で海を守ることとともに、石垣島の海を守る意識を持ったダイビングショップへの協力金、ダイバーへの人件費として使い、ダイバー達の生活を守ることにもつなげていきます。
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石垣の海を守る活動につながるリターンのご紹介
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- 今回のクラウドファンディングでは、海中掃除を応援いただくと同時に、実際の海中掃除に参加するプランや、環境保全に繋がる製品や石垣の魅力を皆様にお伝えできるものなどバラエティに富んだリターンを用意しました。主なリターンをご紹介します。
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海中清掃活動とサンゴの講習会+石垣島の自然派塩作り体験1日ツアー
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- 海中清掃活動を見学できるプランです。ダイバーによるゴミ撤去はどのように行われているのか、シュノーケリングを楽しみながら実際に見ることができる貴重な体験です。サンゴ講習会や塩作り体験もセットで石垣の海について深く知ることができる1日になります。
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月桃(げっとう)を使ったスキンケアグッズ
- ショウガ化の植物で、スパイシーで爽やかな香りのする月桃。月桃を使った商品は沖縄にちなんだ沖縄でしか手に入らないものです。
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- ニュースではあまり取り上げられませんが、沖縄には「赤土流出問題」があります。沖縄では赤土で育つ食物も多くありますが、まとまった雨が降ると赤土はどうしても海へ流出してしまいます。海に流れた赤土はそのままサンゴの上に蓄積し、サンゴが死んでしまう事態が起きているのです。
この赤土を止めるため、月桃を畑の周りに植え、グリーンベルトとして赤土の流出を防いでいます。 - この月桃は化粧水や乳液として肌につけるものとして生まれ変わります。月桃を使った製品は「Earth Request」でも販売していますが、今回、Zenes限定のお得な特別セットをご用意しました。月桃製品を使ってもらうことで、農家さんにもっと月桃を植える土地を増やしてもらい、サンゴを守ることにつなげられればと考えます。
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エコショップ「Earth Request」のロゴ入りStojo(ストジョ)
- 「Earth Request」で販売しているロゴ入り折畳式カップ「Stojo」をお届けします。シリコン製で、折り畳んで小さくできるので持ち運びに便利。船の上でもこぼれない、分解できるので洗いやすいのも特徴です。スターバックスなどのコーヒーショップでも使えるので、プラスチックゴミを減らすことができるエコな商品です。
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- この他にも貸切の海中掃除体験ツアーや、サンゴを使った製品、石垣にちなんだ製品などリターンをご用意しています。
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最後に
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- 「港の中でも30m以上透明度があった。
サンゴがない所はなく、漁に出たら今の半分の時間で3倍は取れた。」
島のおじいたちは自分が子供の頃に見ていた、美しい石垣の海の話をよくしてくれます。 - 昔と今で石垣島の海は大きく変わってしまったんだと感じます。
- 石垣島の美しい海や海の生き物を守っているサンゴをこれ以上減らさないために、
子供のそのまた子供にも石垣島の海は素晴らしいと思ってもらえるように。 - 私たち海の人間が率先して海を守っていきたいです。
ぜひ皆さまの応援、ご支援をいただき、海中掃除活動を実施していきたいです。
何とぞよろしくお願いいたします! -
活動を共に行うダイビングショップ
- ・ダイビングスクールあつまる
・ダイバーズネット石垣島
・サンフィッシュ石垣島
・かりゆし石垣島
・カフー
・MARINE POINT
・BLUE BEAT
・MARINESHOP RYU
・RISE
・ビッグビーチ
・シーテクニコ
・シーメリリー
・marine house やまんぐぅ