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このプロジェクトのポイント
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テレビ番組「世界!ニッポンにいきたい人応援団」に4回出演し日本でも知られるオットーさん。グアテマラで30年折り紙を教え続けるその活動とは?
数学教師でもあるオットーさん。数学と折り紙の関係、折り紙から始まる日本愛を語ります!
コロナ禍で途絶えた折り紙講座をライブ配信で復活させたい!折り紙の魅力をもっと世界へと考えるオットーさんの夢を応援しよう!
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外務大臣賞を受賞!日本文化・折り紙への愛は募るばかり
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- 初めまして、オットーです。私は中米のグアテマラで数学教師をしながら、30年以上も現地の人々に折り紙を教え続けています。コロナ禍となる前は、学校・病院・高齢者施設などで講習会を実施し、折り紙を通じて人々が笑顔になるのを見て、幸せを感じてきました。
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- 日本に憧れを抱きながらも経済的な理由でなかなか来日を果たせずにいたのですが、5年前にテレビ東京の番組「ニッポン行きたい人応援団」への出演が決まり実現へ。折り紙の伝統や日本人の優しさに触れることができ、日本への思いがさらに深まっています。
そして、コツコツと続けてきた日本文化の普及活動が評価され、2021年に日本の外務大臣賞を受賞しました。私はもっともっと、折り紙をはじめとした日本文化の魅力を世界に伝えていきたく、オンラインでの発信にも力を入れようとしています。 -
コロナ禍でも人々に癒しを届けたい!クラファンへの挑戦を決意
- グアテマラはコロナの流行にともない2年近く休校が続いており、私が学校で開催していた折り紙の講習も、2020年3月からストップしています。子供たちがとても折り紙を楽しんでくれていたので、現在は自分のスマートフォンを使って、SNSにて折り方などを発信しています。また、今は病院へも入れず、患者さんたちにも直接の講習ができないため、続けるならオンラインに頼るしかありません。
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- 先行き不透明で辛い時期だからこそ、人々が笑顔になるきっかけを作りたく、折り紙の配信を充実させたいと考えるようになりました。
本格的なライブ配信を実施するためには、ライトやマイクなどの機材を必要としています。また、学校が再開した時に子供たちをもっと喜ばせたくて、プロジェクターやスクリーンも準備しようと計画中です。これらがあると、折り紙を折る手元を大きく映し出せるので、後ろの席の子も見やすくなります。このような環境をつくりたいのですが、現在の経済状況においてはなかなか難しいため、思い切ってクラウドファンディングを立ち上げました。
機材を導入して、動画や講習会をパワーアップさせ、折り紙の魅力をより分かりやすく伝えていきたいです。とくに、幅広い年代に馴染みのあるYouTubeを充実させようと計画しています。 -
来日し思いが深まる!「ニッポン行きたい人応援団」に4回出演
- そもそも私が日本文化と出会ったのは4歳のときで、日本人の友達から折り紙を学んでいた母が、折り方を教えてくれたことが全ての始まりです。それ以来、1枚の紙が様々な形を生み出す折り紙のとりこになっています。もはや折り紙は私の人生そのものであり、人々へ自分自身を表現できる手段と言えるでしょう。
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- テレビ東京の人気番組『ニッポン行きたい人応援団』への出演を機に、念願だった来日が叶いました。「おりがみ会館」を訪ねて和紙染めを体験したり、「熊野大社」で折り紙のルーツと言われる折形を学んだり、滞在中は感動の連続。日本人特有の思いやりにも触れ、私はますます日本を愛するようになりました。
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- そして帰国後は、折り紙だけでなく、日本文化の奥深さや日本人の礼儀正しさ、優しさについてもグアテマラで伝えています。今後は積極的にライブ配信を行って、世界にどんどん日本の魅力をアピールしていきたいです。
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グアテマラで日本文化・折り紙の可能性を再認識!
- 学校や病院、高齢者施設など、どの講習会においても、折り紙が人の心に良い影響を与えることは実感していました。それがさらなる確信に変わったのは、2018年に起きたフエゴ火山大噴火のボランティア活動。私は避難所で折り紙講習会を開いたのですが、最初は暗く怯えるような表情だった子供たちが、折り紙を始めたら笑顔に!その時に折り紙には「悲しみを喜びに変える力」があることを再認識しました。
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- また、折り紙は数学に通じていて、私は授業にも取り入れています。幾何学の可能性が詰まっており、1枚の紙からどんなものが作りあげられるのか、追求するロマンがあります。幾何学を活かし、よりサプライズに満ちた折り紙を作成することで、感動は深まるはずです。
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- そして “左脳を使う数学”と“右脳を使う折り紙”をあわせることで、子供たちの脳の発達に役立つでしょう。折り方を手で覚えていくので記憶力にも関わるうえ、完成すると驚きや達成感をもたらし、心への良い刺激になります。
伝統・芸術性だけでなく、心理学・教育的な魅力も持ち合わせているので、世界中の教師たちにも折り紙を広め、授業への活用を提案していきたいです。 -
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折り紙愛がさらなる夢に展開「もっと日本文化を広めたい」
- 本格的なライブ配信以外にも、私にはまだまだ夢があります。グアテマラに、折り紙などの日本文化を紹介するサロンを開設し、地元の人達に開放したいと考えています。
これまでもグアテマラで折り紙と一緒に、日本の切り紙やそろばん、生け花などを紹介する文化交流をしてきました。日本文化に造詣が深い人たちとの繋がりはありますが、拠点とする場所がなく、もしサロンがあればもっと安定した活動ができるでしょう。 - そのほかにも夢はあり、世界中の学校で折り紙を取り入れた数学のワークショップを開催していきたいです。再び日本へ行くチャンスがあれば、JAXAを訪ねて芸術が科学にどのように適用されているのかを学び、それもまた世界に発信していけたらと思います。このように、私の中には日本に関連した夢がいくつも存在し、ひとつひとつ叶えていけたら嬉しいです。
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クラウドファンディングで得た資金の使い道
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- クラウドファンディングで集まった資金の使い道は、ライブ配信で必要な道具や、学校での講習会をより良くするための機材の購入に使わせていただきます。
具体的には、以下のとおりです。
・カメラやライト、マイク、三脚、強固なWIFI設備など
(目的:オンライン配信や撮影)
・プロジェクター、スクリーン
(目的:学校での講習会が再開された際に、遠くからでも手元がよく見えるようにする)
・クラファン実施手数料、リターン商品及び郵送代など
みなさんのお力を借りて環境を整えられましたら、折り紙の配信・講習を強化していきますので、よろしくお願いいたします。 -
グアテマラ&オットーならではのリターンが勢ぞろい
- 今回のクラウドファンディングでは、グアテマラの名物のほか、私自身に因んだリターンも用意しました。ここでは、その一部をご紹介していきます。
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- まず注目してもらいたいのは、大人も子供も楽しめる折り紙のオンライン講習会です。プライベートとグループレッスンがあり、どちらも驚きや再発見のある内容にしますので、一緒に思い出をつくりましょう。通訳が同席しますから、言葉の問題は全くありません。ぜひご参加ください!
- そのほか、お礼状と折り紙作品、さらに名物を組みあわせた欲張りなリターンもあります。折り紙作品は封筒や飾りとして使える、日本古来の文化である折形の伝統を受け継いだオリジナル作品をお渡しする予定です。ひとつひとつ真心を込めて折っていきます。
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- コーヒー好きなら一度は試したい、上質なコーヒー豆も選択肢に取り入れました。グアテマラは土壌や天候などがコーヒー栽培に適しており、コーヒーの名産地として世界的に有名です。
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- また、グアテマラの国鳥で、手塚治虫氏の「火の鳥」のモデルになったケツッァルのキーホルダーもあります。ちなみにこの鳥は、見かけたら幸せになれると言われる幸運のシンボルなので、縁起の良いリターンになります。
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愛する日本のみなさんへメッセージ
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- 以前『ニッポン行きたい人応援団』をご覧になられた多くの方々に、折り紙や本をたくさん提供していただきまして、誠にありがとうございました。折り紙の本は、子供たちが自由に利用できるように移動式図書館に納めています。グアテマラには生活が苦しく本を買ってもらえない子供たちがたくさんいるので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
現在コロナの影響で、私は折り紙のワークショップを実施する機会がなく、苦境に立たされております。機材を揃え、オンラインにて日本の伝統文化の折り紙をグアテマラや世界各国に普及していきたいと願っております。みなさんからの温かいご支援をお待ち申し上げております。 -
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活動を応援してくれるサポーターからのメッセージ
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グアテマラで小学生の就学支援、女性の生活自立支援活動を展開する「青い空の会」代表 白石光代
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- オットーさんとはじめて会ったのは15年ほど前。雑誌の取材をさせていただいた時。
今まで見たこともない芸術的な折り紙を手に熱く語るオットーさの瞳の輝きがとても印象的でした。 -
- そして、目の前に置かれた作品は、なんとアイロンをかけて伸ばした紙で作ったもの!
「グアテマラには折り紙がないからこうやって使うんだよ。」
繰り返しアイロンをかけたため小じわのよった、色とりどりの紙を見せてくれました。人生初の出来事に、本当に驚いたのを覚えています。
もう一つ忘れられないことは、私たちが支援する子どもたちに折り紙を教えてもらった時のこと。50名のはずが100名近く。教室に入りきれないほどの子どもが集まってくれました。
オットーさんは手取り足取り教える方法ではなく、数学を利用しながら、記憶して作ることを求めます。そのため、記憶力のよくない子は戸惑い、手先が不器用な子は先に進めません。
そんな時オットーさんが、「周りを見て手伝ってあげなさい。友だちを助けるということはとても大切なことだよ」と一言。心に響きました。
どんなことを通しでも教育はできるのだ。
単純に折り紙を折るのにとどまらず、数学的な視点を含めたり、人を想いやる気持ちを自然に気づかせたり。教える人によって、これほど魅力的なものになるとは!
折りあげた作品を、本当に大切そうに持ち帰った子どもたち。 想像することが苦手なグアテマラの子どもたちにとって、一枚の紙が生み出す世界は想像を超えていたにちがいありません。
けして豊かではないこの国で、新しいことを知ることができる。頭を手を指を動かして、自分で創り出すことができる。その喜びを、きっかけをくれるのが、オットーさんの折り紙。
このクラウドファンディングをとおし、HOLA(オラ)と言うオットーさんの呼びかけで笑顔になるグアテマラの人々のためにできることを。そしてその声が日本にも届くことを願っています。 -
山下コーヒー株式会社 代表取締役社長 山下雅彦
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- 2018年当時の駐日グァテマラ大使と共に
- グァテマラは、世界で最も良質なコーヒーを生産する国として有名です。
コーヒー製造メーカーとしても非常に重要視しているコーヒー生産国であるため、内戦終結間もない1992年に初めて訪れて以来、過去5回グァテマラを訪問させていただきました。
5~6年程前、グァテマラの小学生の就学支援を行う「あおい空の会」の活動を通じてオットーさんの活動を知りましたが、日本から遠く離れた異国で折り紙の普及に努める方が居ることにとても驚いた記憶があります。
日本文化の象徴である折り紙の伝道師であり、大変な親日家でもあるオットーさんがコロナ禍で窮地に立たされていることを知り大変ショックを受けています。
クラウドファンディングがきっかけとなり、オットーさんの活動が復活し、1日も早く普通の生活を取り戻せることを心より祈念しています。 -
ISTMO TRAVEL – 中米専門・グアテマラの旅行会社 代表 松本広美
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- グアテマラ折り紙講師のオットー・サラビアさんとは、私が在グアテマラ日本国大使館で文化・広報職員として働いていた25年前からのお付き合いです。
25年前、熱心に日本の折り紙をグアテマラに普及させようと、グアテマラ国中の学校や病院、孤児院などを巡回し、熱心な姿勢に心を打たれたのを今でも覚えております。
今でもその情熱を忘れずに折り紙を愛し、折り紙普及に力を注いでいるオットーさん、コロナ禍で学校も閉鎖され、自身の活動の場をなくしてしまい、厳しい状況です。皆様からの温かいご支援をお待ちしております。 -