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からすみの在庫追加しました 【2022年2月22日 更新】
- ご支援ありがとうございます!188g前後/1個のからすみが大好評であっという間売り切れてしまったため、在庫を追加しました!
【皆様からの感想】
●今まで食べていたカラスミは何だったのかと呆然とする程のカラスミを食べています(Y.I様)
●ねっとりとした歯触りに濃厚な旨味。最高ですね♪臭みがなく、塩もキツくないのでとっても食べやすいです。(M.K様)
ぜひ違いを味わってみてください。 -
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はじめに
- はじめまして、陳玉釵(チェン・ユチャイ)と申します。私は台湾・雲林県の口湖郷で貧困や家庭問題を抱えた子どもたちのための私塾を運営しています。地域で生活するひとり親家庭の子どもたちなどに、放課後に無料で授業をして教育支援を行っています。
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- 台湾の口湖郷は台湾の名産品として知られる、からすみの里として有名な土地でもあります。台湾海峡に面している雲林県の外海には暖流が流れ、産卵のために卵巣が充実したボラが、北の海から毎年回ってきます。新鮮な天然のボラの卵巣で作るからすみは、その品質の高さで有名です。
村人が老若男女総出で作る伝統のからすみを日本に届けることで、子どもたちの教育支援に役立てたいと思い、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。 -
台湾の台所・雲林県について
- 雲林県は台湾の中部、嘉南平原の最北端にあたります。豊かな自然に恵まれた農業県で、質の高い農産物が作られていることで知られています。その様子は「台湾の台所」と呼ばれるほどです。西側は台湾海峡で、海に面しているため海産物もたくさん取れ、台湾の家庭の冷蔵にある1/3以上の食材は雲林県のものだといわれています。
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- コーヒーやザボン、ピーナッツといった農産物に加え、台湾鯛や牡蠣、口湖のしじみなどの水産物が特産品として知られていますが、なかでも口湖郷はからすみの産地として有名な土地です。
からすみは台湾の名産品のひとつでもあり、冬の太陽の元で天日干しされる、一面にからすみが並んだ様子は、口湖郷の季節の風物詩だといえます。 -
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台湾の名産・からすみ
- からすみはボラの卵巣を塩漬けしたものを、塩抜きしてから乾燥させたもので、台湾の名産品として知られています。深いうまみとコクのある、ねっとりとした味わいは「海のチーズ」とも称され、ほどよい塩気が後を引く、高級な珍味として尊ばれています。
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- 台湾・雲林県の中でも、口湖郷はからすみの産地として有名な土地で、台湾のからすみ発祥の地でもあります。雲林県の西部沿岸一帯は、数百年に及ぶからすみ作りの歴史がある土地として知られている地域です。
- 現在の作り方に落ち着いたのは、70年ほど前のこと。林さんというおじいさんが台湾を食べ歩く中、高雄で出会ったからすみに感銘を受けました。そして林さんはからすみ作りの技術を口湖郷に持ち帰り、からすみと牡蠣の加工品を作るようになりました。最初は小規模だったからすみ作りは次第に村中に広がり、現在では村人総出で作る、村にとって大切な一大産業となりました。
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- 私や家族もからすみ作りにもちろん携わっています。祖母の弟がボラの漁と販売をしている関係で、私たちはそこから天然のボラを仕入れてからすみを作っています。ボラの産卵期に当たる11月から1月までは、春節に向けて、若い人もお年寄りも、普段は都会で働いている人も村に帰って来て、みんなでからすみを作ります。
生産者が直接販売するので、台湾のからすみは日本に比べると値段が安いことでも知られており、お土産などに重宝されているので、日本でもご存じの方が多いかも知れませんね。 -
天然物を手作り!村人たちが作る極上からすみ
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台湾人にとってのからすみ
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- からすみは台湾人にとって、春節のお祝いの時などにいただく特別なものです。その色合いが黄金を思わせることから、縁起物として知られています。また、夫婦が寄り添っているような形をしていることから、結婚式の時には必ず1品、からすみを使った料理が振る舞われます。
高価なものなので普段はなかなか食べることが出来ませんが、お祝いの席になくてはならない珍味だといえます。 -
こんなところが違う!陳さんのからすみ
- 口湖郷では大きな工場から小さな家庭まで、さまざまな規模でからすみが作られていますが、大きな工場で作られるものが養殖のボラを使うのに対し、私達が作るものはほぼ天然のボラを使っています。外海で産卵期を迎え、大きく育った卵巣をもつ、天然のボラで作るからすみは格別なものです。
- また、他のものと違い、乾燥の工程を4日多くかけることで、からすみに含まれている余分な水分をしっかりと抜いています。からすみは水分が多いと腐ってしまうことがあるのです。程よい塩気としっとりとした絶妙な食感は、熟練の職人ならではの技によるものだといえます。
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- 口湖郷のからすみは強い海風を受けながら天日干しされるので、その風味もまた独特なものになるといわれています。口湖郷の風土と伝統の職人技が、うまみと濃厚なコクを感じさせる台湾のからすみを育むのです。
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厳しいからすみ作り
- からすみ作りはとても厳しい仕事です。朝の3時から夕方の5時まで、ずっとからすみ作りの作業は続きます。真冬に冷たい水を使って根気よく針で血抜きをし、塩に漬け込んだものを、また冷たい水で洗い流し、形を整えて干します。特に形を整える工程では、1つが10キロもある重石をいくつもからすみの上に積まなければならないため、腰を痛めてしまったりもします。
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- からすみを作る傍らで、ボラ漁で使った網を手直しするのも私達の仕事で、冬の日差しのもとで1日のほとんどを過ごします。しかし、天然のボラが卵巣を充実させて巡ってくるのは年に1度、この時期だけでもあります。からすみの需要が高まる春節も近く、冬は必然的に毎日厳しいからすみ作りに勤しんでいます。だからこそ尊く、特別な存在であるとも言えるのです。
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子どもたちを貧困から救う私塾について
- 冬場に行うからすみ作りとは別に、地域の子どもたちのために私塾を運営しています。口湖郷で暮らす中で、ひとり親家庭や貧困家庭の実情を長い間見てきて、このままではいけないと一念発起し、自分の財産を使って私塾を始めたのは、今から22年前のことです。貧困家庭の子どもたちは、学校が終わってからひとりで家にいることが多く、次第に学校にも行かずに町をうろつくようになり、麻薬に手を染めていくことが、当時から社会問題となっていました。
子どもたちは社会の財産です。そうした環境から救い出さないことには未来がないと思い、私塾を始めることにしました。当時は夫も周りも大反対。けれども、すぐに始めないことには、この問題は解決されないと思ったのです。 -
- 私塾は、22年経った今でも政府の補助金等は受けず、この活動に賛同してくれた方々の寄付と、からすみ作りの収益を費やすことで成り立っています。今では夫も子どもたちの送り迎えをしたり、授業では講師を務めたりしています。子どもたちは私塾を心の拠り所として毎日通ってくれています。私の活動を見た村人から推薦され、地元で初の女性村長も務めました。
- けれどもまだまだ、子どもたちをとりまく問題は根強く、解決しなければいけない問題は山積しているといえます。そこで、日本のみなさまにからすみを楽しんでもらうことが、子どもたちの支援につながったらいいのではないかと考えています。
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からすみを楽しむことが子どもたちの教育支援に
- 私達のからすみは、台湾国内で販売しているものの、大きな流通に乗せておらず、輸出するのは初めてのことです。からすみ作りはさしずめ学問のよう。塩の量は多くても少なくてもだめで、天日干しの時間もその時によって調整が必要ですが、経験によるところが大きいといえます。
台湾流の食べ方は、軽く炙って大根やにんにくと食べたり、塩気が強い場合はリンゴなどの果物と合わせて食べても。ひとくち食べれば、ねっとりとした舌触りと深いうまみ、濃厚なコクが感じられます。 -
- しっとりとした口当たりは、台湾のからすみならではの味わいです。珍味としてお酒のおつまみに、パスタなどの料理にもお使いいただけます。そして、からすみを楽しむことが、口湖郷の経済を活性化し、子どもたちの教育支援になります。ぜひ台湾自慢のからすみを味わって、より多くの子どもたちが教育を受けられるようにサポートをお願いします。
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リターンについて
- リターンは全部で2種類、6商品です。
■私の作った手作りのからすみ
無添加無着色、天然タラ使用、天日干しとこの地域に伝わる伝統的な製法で丁寧につくったからすみです。食べやすい一口サイズのパックのものから、貴重な大型のものまで、お選びいただけます。 -
- ■子どもたちのためのノートパソコンの寄付
私塾では子どもたちひとりひとりに、十分な数のノートパソコンがない状況です。
このクラウドファンディングで、ぜひノートパソコンのご支援をお願いさせてください。 -
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目的・資金の使いみち
- 日本のみなさまに、台湾の片田舎の漁村である口湖郷のからすみを食べていただくことで、口湖郷の貧しい家庭の子どもたちが通う私塾の運営を、少しでも安定させ、より多くの子どもたちに、より良い教育を受けてもらえたらと考えています。
からすみは口湖郷の大切な特産品であり、からすみが売れることで経済も活性化されます>。からすみ作りを生業とする貧しい家庭の子どもたちが、よりよい教育を受けられるよう、私塾としてサポートを続けたいと思っています。 - 皆さまからのご支援は、こちらの目的で大切に利用させていただきます。
・子どもたちの教育のための教材費
・文房具、学用品購入費
・ノートパソコン購入費 -
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最後に
- 最後までお読みいただき、ありがとうございます。
台湾の台所ともいわれる雲林県が誇る名産品でもあるからすみは、気の遠くなるような手間と、何世代もの間受け継がれる、熟練の技により生まれる、素晴らしい風味を持つ珍味です。
私達のからすみを日本にご紹介するのは初めてのことですが、このプロジェクトを通じて、村人が一体となって作るからすみのおいしさを伝えることで、村の経済の活性化が出来たら。そして貧しい家庭の子どもたちの未来を、少しでも明るく照らす一助となればと思っています。子どもたちの学び舎を運営するサポートをしていただけたら、こんなにありがたいことはありません。どうぞよろしくお願い致します。 -
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応援メッセージ
- 三普旅行社の竹下とJEFFと申します。
私たちは1978年に台北で創業以来、台湾を訪れる方々に向けて、グルメ・観光など様々なサービスを提供してきました。また、台湾の名産品を広めるために、予約代行や通信販売なども行っています。
商材開発の際に、雲林県口湖鄉の無添加、天然のカラスミに出会い、また子供たちの未来のため、私塾を経営している陳玉釵(チェン・ユチャイ)さんの精神にとても感動しました。
日本の皆様へ美味しいカラスミをご紹介したいのと、子供たちが少しでも恵まれた環境で勉強してほしいという思いから、今回のプロジェクトを通じて陳玉釵さんの活動を応援していきたいです。
皆様のご支援何卒よろしくお願い致します。 -
- (左下が竹下、 右下がJEFF)