-
ロシア支配地域ヘルソンと激戦地オデーサの間の村、ムィコラーイウに残る子供たちに食糧支援を
-
- ロシアのウクライナ侵攻が始まって4か月。600万人以上のウクライナ人が国外に避難しています。
日本にも6月22日現在1300名のウクライナ人が避難しています。
多くの国では避難先でも大変な生活を余儀なくされていますが、避難することすら叶わなかった人も多く残されています。
様子を見ているうちにロシアの支配地域となり退去ができなくなった人、いつ死ぬか分からない従軍中の息子のそばから離れることができないお母さん、避難先での当座の資金がない人、仕事がなくなり電車代すら捻出できない家族。
集まった資金は、ムイラーコフ郡のDoroshovka村のオルガさん一家に直接届けられます。
この時代にあり得ない事態に対し、地球人みんなで少しずつのサポートをしませんか?
外食の予定を一度だけ取りやめてみたり、カレーのお肉を牛肉から豚肉に変えてみたり、ほんの少しの我慢でウクライナに残る子供たちのおなかを美味しいもので満たすことができます。 -
オルガさん一家について
- 従軍中の息子と、離れて暮らす娘、そのほかに小学校、中学校に通う子供4人、6人の子供のお母さんです。
同居の子供は15歳の娘、13歳、10歳、8歳の息子の4人です。
*父は死別
2か月ほど、野菜のスープだけで生活しています。
オルガさんは、職業安定所から月30ユーロほどの保険金を受け取っていますが、それが収入のすべてです。
以前はNPOの車も村に来ていましたが、最近はNPOの車も略奪されたり職員が殺されたりもし、2か月以上一切の物資が来ていません。 -
-
避難したくても避難できない人がいる
- オルガさんは、従軍中の息子がいつ死ぬかもしれない状況で、国を離れることができません。
母親として、万が一子供が死ぬ可能性があるのであればそばにいたい心境は、痛いほどよく分かります。
また貯蓄も底をついているため、子供たち4人を食べさせながら移動することも困難です。
現在ウクライナには外国の大使館がほとんどなく、どこに避難するにしてもまずはポーランドなどの隣国に行く必要があります。ポーランドの国境には朝6時前から長蛇の列ができ、国境を通るだけでも10時間以上かかります。
その先でどんな生活を子供に強いるのか、避難後の未来が描けない中、4人の子供を連れて行くのは困難です。
一刻も早く戦争が終わることを望みながら、日常を突然失われた非日常の中でやっていくしかないのです。 -
ご支援で購入できる食べ物
- 自宅から16km離れた場所にあるマーケットでオルガさんが買い物をします。
100ユーロで、じゃがいも10kg、キャベツ5kg、肉3㎏、小麦、パスタなど最低限の3週間分の食料を買うことができます。
1000ユーロあれば、戦争が長期化しても8か月ほどは食料の心配をせずに暮らしていくことができます。
また、村には同じ境遇の家族が他にもいます。ほかの家族が本当に困ったときに、日本からの支援があるオルガさんが、村の皆さんに食べ物を提供できる役割を担ってもらう約束をしています。
4人の子供を抱え、来週の食費がない、というのは母親として本当に心細いことだと思います。それでも彼女が子供を守るしかありません。戦時中のようにさつまいものツルを食べたり、重湯を主食にしたり、そんなことが21世紀に起こってしまうのです。 -
-
-
オルガさんと私の出会い
-
- 日本政府も大きな方針転換を表明し、自治体もウクライナ避難民に対する支援を様々な形で行っています。
渡航費、生活費を出す団体もありますが、結局のところ「身元保証人」がいなければ日本に避難することはかなわないと知り、私自身が身元保証人となり、ウクライナ人の受け入れを行っています。
現在2組が来日し、あと2組の受け入れを予定しています。
そんな中、多くのウクライナの方とSNSを通じて連日やり取りしていますが、オルガさんもその一人。オルガさんを通じ、避難することができない人も多くいることを知りました。
日本に来ることができた方には自治体や民間企業と協力して住居の準備、仕事探し、学校の手続等寄り添ってサポートするとができますが、避難することができない人には金銭的な支援しか選択がありません。 -
-
皆様へのメッセージ
- 本当は、シリアだってロヒンギャだってミャンマーだって、ウクライナに限らず支援したいのです。助けが必要な人がいて、助ける余裕があるのであれば助ける。地球は1つなのだから、地球人みんなで何とかやっていくしかないと思うのです。
官民あわせて渡航費、生活費、住居や仕事までサポートできる対象が、現在はウクライナ人のみです。ありえない人道危機に際しての非常に特別な措置です。
上述の国には、寄付を続ける他ありません。
近いうちに他の国籍の方も同じようにサポートできることを願っています。
何十名ものウクライナ人と話をしてきた中で、オルガさんは真に助けるべき方だと思っています。
同じ母親として、どこかの国の子供がお腹を空かせているのをほっておかず、直接支援できるチャンスです。
皆様の1000円が子供たちを笑顔にします。
最後までお読みいただきありがとうございました。 -
ご注意
- ・支援いただいた金額から諸経費を除く全額が寄付に使われます。
・本プロジェクトは寄附控除対象にはなりません。 -
-
08.12 2回目の送金後に現在の様子を撮影してもらいました