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戦争は終わっていないし、さらなる助けが必要です
- 日本ではウクライナ侵攻に関する報道も減り、遠くの出来事が日常化してしまったかのようです。私自身も仕事を再開し、自分が避難させたウクライナ人との交流する時間さえなかなか取れなくなってしまいました。
ですが、戦争は終わっていません。
ウクライナに残る人の暮らしはよくなるどころか、ひっ迫され続ける経済に物価の高騰、生活保護の遅延等で日に日に苦しさを増しています。
一度始めた支援を途中で終わらせることはできないと思い、再度クラウドファンディングに挑戦することにしました。 -
ウクライナに残る人の暮らしは?
- 昨年、身元保証人としてウクライナ避難民を受け入れる中で知り合ったオルガさん一家に、子供たちの食料を買う資金を集めるためにクラウドファンディングを行いました。
お陰様で目標を達成し、ウクライナの平均年収の半分弱のお金を送ることができました。
オルガさん一家はそのお金で食料を買い、4人の子供たちが食事をすることができ、オンライン授業の学費や光熱費のサポートもさせていただくことができました。↓↓ - 最後の送金から3か月がたち、「日本人の助けが最後の砦です」と連絡をもらいました。
田舎の求人は少なく仕事も奪い合いで、わずかな生活保護もずっと遅れています。知人にお金を借りたりユニセフの食糧支援で何とか子供たちを守ってきましたが、それももう限界だということです。
オルガさんは非常に思慮深く心の美しい方で、一度多額の援助をした私たち日本人に再度頼るなんて一番したくないことだったと思います。それでも連絡をくれた彼女に対し、できる範囲でできることはすべてやろうと思いました。 -
- ユニセフからもらう食料は小麦粉が中心のため、基本的にはこのような食事をしています。電気を使えないので冷蔵庫には何も入れていません。
動画↓↓ -
高騰する食料の価格
- 日本でも値上げラッシュで、苦しい思いをしている方がたくさんいると思います。
知人に借りたお金で切り詰めて買い物をするオルガさんにとってはなおのことです。
例えばこの卵、62.9 フリヴニャは234円と、日本より高い値段です。(※2023.3.12現在)
冬の間は野菜を育てることもできませんでした。
光熱費、オンライン授業を受けるのに必須の通信費、すべてが日本と同じかそれ以上の価格です。
オルガさんにはまず、「返さなくてよいお金」を渡してあげたいと切に願います。 -
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ご支援で購入できるもの
- 2,000円でじゃがいも10kg、キャベツ5kgが購入できます。
3,000円で質素な食事の材料2週間分が購入できます。
5000円で肉やお茶も含めた食料2週間分を購入することができます。
1万円で小学生・中学生の子供4人分の学費3か月分を支払うことができます -
ずっとずっとオンライン授業
- 侵攻が始まって以来、ミコライウ州ではずっとオンライン授業が続きます。
侵攻からすぐにロシア支配地域となったヘルソンと、激戦地であったオデーサの間にある地域のため、ほとんどの家族が家を離れ、今ではポーランド、ルーマニア、モウドヴァ、そしてキーウなどの避難先からオンライン授業に参加しています。
クラスメイトには一時の再開を除いてほぼ1年会っていません。
PCが1台しかありませんので、基本的にはスマートフォンで授業を受けています。
私も小学生の子供が2人います。友達に会えない、不便なスマホで授業を受ける状態が1年も続いたら、子供たちはどうかしてしまっているでしょう。 -
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村ではインフラが破壊されているため近くの集落(アパート)へ
- オルガさん一家が暮らしていた村では、ロシアの攻撃以降水道の修理がされておらず、水が出ず、電気もガスもほぼ復旧していません。それでも3か月ほどは水を汲みに行って生活をしていましたが、冬が越せなかったたため、14km離れた集合住宅に引っ越しをしました。
光熱費がかかりますが、真冬に電気・ガスのない場所に子供と暮らすわけにはいきませんでした。
村にはまだインフラが戻っていません。
ユニセフのサポートが村では受けにくいことも引っ越しの理由の一つでした。 -
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これぐらいしかできることがありません
- 戦争はまだ終わっていません。
まだまだ支援が必要です。
共感いただける方は、少額でもご支援いただければ大変幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。 -
ご注意
- ・支援いただいた金額から諸経費を除く全額が寄付に使われます。
・本プロジェクトは寄附控除対象にはなりません。