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このプロジェクトのポイント
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南アルプスと八ヶ岳の麓、代々献上米の里が直面する過疎化、離農の現実とは?
今後の町づくりをご一緒に!人と人が寄り添い、助け合う「日本の村」のコミュニティ復活のプランとは?
リターンは太っ腹!特産の有機栽培米のほか、新設キャンプ場利用に畑の貸し出し、田んぼ1年分のお米も!
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はじめに
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- はじめまして、藤山和久です。
もともと私は東京や海外で建築士として働いていましたが、40歳で故郷であるこの山梨県北杜市武川町にUターンしました。代々の家業である幻の米「武川米」を栽培する米農家を継ぎ、すでに25年が経ちます。
日本一とも言われる日照時間の長さと南アルプスからの清冽な水、肥沃な土壌に恵まれたこの土地の米は、古くは平安時代から武家、将軍、そして宮内庁へ献上米として重用されてきました。私は農薬などなかった昔ながらの米作りの原点に戻り、現代の効率化とは無縁の有機栽培に取り組んでいます。 -
- 武川町には、失われつつある日本の原風景が残っています。この豊かな風土に直接触れて、また私も含めたこの土地の人々との自然な交流を目指して「マイふるさとコミュニティ・武川ビレッジ」の創設を計画しています。
東京からも車で2時間程度で来ていただけるアクセスも魅力のこの土地へ、多くの方に訪れていただき、自然やこの土地に住む私たちを通してこの町や人、文化に触れていただきたいと思っています。この町を気に入って下さり、「気軽に行けるふるさと」のような存在になれたらこんなにうれしいことはありません。 -
どこか懐かしい、日本の原風景が残る武川の魅力
- まずは、我が町の魅力からご紹介します。
山梨県の北西に位置する北杜市武川町は、富士山と南アルプス、八ヶ岳を望む絶好のロケーションであるだけでなく、夜は満天の星が待ち受けています。この土地は年間2,500時間を超える日本一の日照時間を誇る恵まれた環境でもあり、昼夜問わず絶景をありのままに楽しむチャンスが多いことも大きな魅力です。
日本の古き良き村を思わせる山里で、春を告げる澄んだ雪解け水に始まり、四季折々の花々や実りとともに青から黄金色に変化する田んぼ、雪化粧した山々など、どのシーズンでも見どころが満載です。 -
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- 春には日本三大桜のひとつで、樹齢2,000年と言われる山高神代桜が咲き誇る姿は圧巻の一言。また、私が植えた500本のピラミッド・アジサイが7月から10月にかけてしっとりと彩り、この町の風物詩になりつつあります。
武川町の大自然は訪れる人を、いつでも優しく迎え入れてくれます。 -
藤山流のこだわり抜いた有機栽培!武川米の美味しさの秘密
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- この地の特産物と言えば平安時代から伝わる武川米です。有力武士に始まり、江戸幕府、近代では宮内庁へ献上されてきた自慢のお米です。生産量が少なく市場にほとんど出回らないため、「幻の米」と称されています。武川町はミネラルウォーターで有名な南アルプスの突端にあるため、その清らかな名水で贅沢に米作りをおこなえるのも特長のひとつです。
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- 私は伝統的な自然肥料を用いた有機栽培で武川米を作っていますが、米の水分量にも細心の注意を払っています。特に刈り取り前の時期、田んぼにどのくらい水を含ませるかはお米の風味や味わいを大きく左右します。こちらでは、稲穂の含水量が最適の状態を迎えるようにその水量を管理し、美味しさのピークを見極めて一気に刈り取りをします。
お米は正直ですから、手間暇かけた分だけ味に現れるので、効率よりも美味しさを優先。その結果、“甘み・香り・粘り・ツヤ”の4拍子が揃ったお米を収穫できています。一生懸命に作ったお米を気に入っていただけて、「武川米をまた食べたくて、買いに来たよ」と武川町に訪れてくれる方も増えてきて、作り手として嬉しい限りです。 -
武川の厳しい現状ー空き家問題&コロナ禍に旅館が廃業
- こんなに豊かな武川ですが、一方で深刻な空き家問題を抱えています。
山梨県では5軒に1軒が空き家となっており、武川町でも急速な過疎化が進み、危機感を覚えずにはいられません。また、コロナの影響も受けていて、ずっと頑張っていた旅館が廃業しました。武川に興味をもって訪れる旅行者と、地元民を繋いでくれていた貴重な場所までもが失われることになってしまいました。 -
- それでも武川はキャンプの聖地と言われる側面もあり、緊急事態宣言の最中もキャンプ場は大盛況でした。ただし、都市部からキャンプ場へ車で来て、そのまま帰られる方がほとんど。ここに暮らす者からすれば、キャンプ以外にもこの町の自慢の場所や農作物、町の人々との自然なふれあいや会話が生まれるような機会を作り出せないかと感じていました。
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「マイふるさとコミュニティ・武川ビレッジ」を作りたい
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- そのために必要なことは、ここに暮らす私たち、初めて訪れてくれた方、ここが好きになってくれて繰り返し訪れてくれる方、その誰もが「集える場」ではないかと気づきました。思案を繰り返しようやく辿り着いたのが「マイふるさとコミュニティ・武川ビレッジ」作りです。
ここを拠点に、田植えや昔ながらの稲刈りから新米の試食、芋煮会、星空観測会など、季節折々の「寄り合いごと」を通して、人と人とが集い、自然と会話が生まれるのではないかと期待を膨らませています。 -
- もともと武川米の生産農家の数は少なく、しっかりと後継者を育てないことには、この先で伝統が途絶えてしまうかもしれません。米作りの体験から農業に目覚め、武川米を一緒に守ってくれる人が現れたら幸いです。この施設が、やがて離農を食い止めるきっかけにもなれたらと願っています。
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真の目標は人々が安心できる第二の故郷!みんなの夢を一緒に叶える未来へ
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- このクラウドファンディングの目的をさらに掘り下げますと、ただ体験して終わらせるのではなく、その先の人間関係に繋げることが目標です。人と人とが助け合い、おせっかいを焼き、おせっかいを焼かれながら暮らしていた、昔ながらの村を一緒に作っていきたいのです。
週末のみ訪れたり、夏休みや冬休みに参加したり、各自のペースで第二の故郷のように武川町に来てもらえると嬉しく思います。一人で、家族で、カップルで、参加のスタイルにも決まりはありません。現代社会で希薄になっている人間同士の絆を深めたい方に、とくに注目していただきたいです。 -
- また、この施設を通じて、みんなの夢を叶えられたらとも考えています。例えばドッグランを作りたい、音楽ライブを開催したいなど漠然と抱いている夢を、一緒に実現することが私の夢です。「ああでもないこうでもない」と知恵を出し合いながら夢が叶えられると、さらに人と人との絆が深まるでしょう。
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ご支援いただいた資金の使い道
- クラウドファンディングで集まった資金の使い道は「マイふるさとコミュニティ・武川ビレッジ」づくりに大切に利用させていただきます。
・コンポストトイレ:汚水を微生物の力で分解・浄化する、環境にやさしいトイレキットの購入
・炊事場:気軽に自炊を行えるように洗い場・煮炊きの設備
・井戸・ポンプ・浄化槽:自然にやさしい水回りの設備
・焚火用設備:夜の語らいを盛り上げる焚火の設備
・芝生のテントグラウンド:寛げてテントも張れる、芝生スペースの整備(テント2張り分)
・テント+グランドマット+寝袋2個を2セット:ビレッジ宿泊の第一歩としての整備
・簡易駐車場:車5台が駐車できるように中古鉄板を敷設
・HP作成など情報を発信するための費用 -
今回のリターン品について
- 今回ご用意させていただいた主なリターンをご紹介させてください。
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「幻の米」武川の新米
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- 私が有機栽培で作った武川米です。
お試しサイズの1kgから、たっぷり堪能できる10kgまでご用意しました。いずれも2021年度産の新米で、お申込みをいただいてからひとつひとつ丁寧に精米を行ってお届けします。 -
体験型
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- 私の田んぼで昔ながらの田植え、収穫期には鎌を使った稲刈り体験をご用意しました。
これには武川米のおにぎりランチが付きます。これ以外にも武川に暮らす私たちや移住されてきた方を交えたバーベキュー、アウトドアの専門家を招いたテント設営や焚き火などのキャンプ講座など、季節折々のイベントへのご参加をご案内しています。 -
田畑や果樹のオーナー
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- 武川の田んぼや畑の期間限定オーナーになっていただくプランにもご注目ください。
いつかは田舎で米作りや野菜作りをしてみたいという夢を持たれている方には、ピッタリの内容と自負しています。
田畑の使い方や運用方法についても、どうぞご相談いただきたいと思います。農家にお任せいただいて、収穫物をお届けする形はもちろん、農業を全くのゼロから覚えたいという方には、私たち地元の者がサポートして自ら田んぼや畑で作物を育てていただくことも可能です。 -
人恋しくなったら帰省感覚で武川へいらっしゃい
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- 「日常にちょっと疲れたな、人恋しいな」
「季節を感じながら、美味しいものを食べたいな」
「全く経験がないけど、土に触れて米づくりや畑仕事をしてみたいな」
「大自然の中でキャンプや釣りをしてみたいな」
そんな時にふらっと武川町へ来てくだされば、私たちはいつでも大歓迎します。
自分だけではできないけど、こんなことをやってみたい…そんな時はどうぞ私たちに気軽に声をかけてください。私たちはこの土地に代々暮らし、受け継がれた知恵や経験を皆さんにお伝えしたくて、内心うずうずしています(笑)。 -
- 通うだけでは物足りなくなり、武川で少し長く過ごしたい、さらにここで暮らしたい!と思った方は、どうぞこの町に飛び込んできてください。困ったことや不安なことがあれば、助け合って快適に過ごせるように全力でサポートします!
これから作ろうとしている「ビレッジ」が拠り所となり、みなさんがいつでも集える場所にするために、ぜひこのクラウドファンディングへご支援をよろしくお願いいたします!! -
応援メッセージ
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- 東京と山梨で旅行会社を営んでおります、河合章雄です。
今どきの都会人の典型で、『ふるさと』のない状態でずっと暮らしてきましたが、段々寂しく思う自分に気づくようになってきました。都会生活に疲れた時、武川を訪れ美しい山河や厚い人情に触れると、まるで『ふるさと』に帰ってきたように安らぎます。同じような境遇の都会の人達に、気軽に訪れ、安らぐことのできる場を作りたくて、藤山さんのビレッジづくりのお手伝いをさせて頂いています。
今回のクラウドファンディングでは、田植え体験やアウトドア、BBQを通した「田舎暮らし体験」から、果樹や田畑を通した深く、長い関わりまで幅広いリターンをご用意しました。ぜひこの機会に武川に触れていただき、藤山さんのビレッジづくりを応援していただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!